秘密の生徒会探偵団☆
「ほい。」
「あ、どうも……」
渡されたオレンジジュースは、とてもひんやりとしていて気持ちがよかった。
「で、秋野さらの事件。追ってるんだっけ?」
「ぶっっ!!………な、ななななんで先輩がそのことしっているんですかっ!?」
「あぁ、だいじょーぶ。
梓(あずさ)からこっそり聞いただけだからさ。」
なんだ……そういうことか。
梓先輩も和樹先輩の同級生で、生徒会の副会長だった人。
しっかりしている人で、実は和樹先輩の双子のお姉さん。
「結構ややこしい事件みたいだな。」
「はい……。」
もしかしたら先輩達のほうがこの事件に向いているのかもしれない。
学園長はあたしたちを優秀だと言ってくれた。
でも、そんなの持ち上げているだけだ。特にあたしなんか……