秘密の生徒会探偵団☆


ガッ!!


「う゛ぁっ!!」

「陵!!」



一瞬の隙をつかれたのか、陵は腕を押さえてその場に崩れた




あの腕……まさか!!


陵の服からうっすらと滲む赤い染み

あれは冬香さんと対峙したときにできた傷……


傷が開いたんだ!!



「陵っ!!」

急いで駆け寄ったあたしは近くにいた相手を倒した




「誰か来「平気だ、由比っ」


汗を滲ませる陵は腕を押さえたまま立ち上がった



あのときと同じだ……


「傷が開いたぐらいで痛がるほど柔じゃねーよ……」

「でも……っ」


そう言っている間にも陵は相手に向かっていた



………あたしがサポートしなくちゃ
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