秘密の生徒会探偵団☆



「で、一体どういうわけ?」




七海がみんなをまとめるように聞いた。






「秋野さらに双子の妹がいたんだよ。」




めんどくさそうな顔を浮かべながら、陵がさらり、と言った。









「うそーーー!?!?
ウチ、そんなこと聞いてない!!
由比!!どういうこと!?」



「ちょっ!!あたしだってまさかこうなるとは思わなかったもん!!」




「まったくや!!どんな手がかり持ってくるかと期待してたらこんな大事なことやなんて信じられんわっ。」


「その言葉そのままそっくり返してやるよ!!」









何でも向こうの言い分が、重要なことなら早く伝えて欲しかったというのだからもう、どうしようもない。



ちなみに勇斗は、あたしのメールにデートを楽しんできな、と送ったことを今さらながら後悔しているとぼやいていた。



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