Seven Days Love


―――――放課後
HRが終わって、帰り支度をしていると…

「カナ!!帰ろっ♪」

ソウタがやってきた。…ホントに来た!!

『あ、うん。じゃ、じゃあキヨ!また明日!!』
「うんまたね~♪」

キヨはまた悪ガキのように笑ってた。



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帰り。

あたしの家は校門を出て左へ行って少しのところのバスに乗れば10分くらいでつくんだけど…今日は歩きにした。

ソウタがバス停通り過ぎてっちゃったってのもあるけど、実はあたしがソウタに見入ってとまるの忘れちゃってた。

だっていつもの通学路でも、今日は隣にソウタが居て…なんだか落ち着かなくって。

よく見たら背はあたしより10cmほど高くて、少し黒くこげた肌に、白く光る歯。

目はあたしよりもうんとでかくて、つーか、もしかして一重!?あたしも一重なのに!!同じ純一重なのに!!…純一重組でまさか男子に目のでかさ負けるとは…。

まぁうちの家計から言って…当たり前か…泣

そして筋の通った鼻に、スッと自然に上がった眉。唇は分厚くもなくうすくもなくて、なんとも魅力的な唇。…ってあたし何考えてんだッ///



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