Seven Days Love
玄関の前にある階段に座ってたあたしの"偽彼氏"のソウタが立ち上がった。
あぁそっか…昨日約束したんだっけ…?
すっかり忘れてたあたしは、少しの間放心状態で、
「じゃあ、行こうか」
『へっ!?あっ、うん!!』
ソウタに声をかけられて我に返ったあたしは、本日2回目の「へっ!?」を発して出発した。
今日もバスには乗らないっぽい。まぁいいんだけど。1人で登校してた時はつまんなかったけど、ソウタと一緒だと同じ道を歩いてるとは思えないくらい足取りが軽かった。
「あ、そぃえばさ、」
『うん?』
「その…今日から昼飯一緒に食わねぇ?」
『え?!』
それは突然の誘いだった。カレカノなら当たり前(?)か…ってあとから思ったけど。一緒に食べるのはいんだけど…まだ2人きりには…はっきり言ってまだ少しだけ慣れてないように思う…から、
『キヨ…誘っても良いなら…』
思い切って提案してみた。