Seven Days Love
「頼み事は……」
この人…ためるねぇ!!
あんたはみ〇さんか!!!
言うなら早く言って…
ただでさえ知らない人で怖いんですから!!
散々ためた目の前の爽やかボーイこと日野君は、すぅっと空気を吸って吐き出した後、あたしの目を見て口を開いた。
「1週間…俺の彼女になって下さいっ!!」
…「1週間俺の彼女になって下さい」…?
俺の…彼女……カノジョ?!
「はぃい!?」
いきなりありえない頼みを口にされたあたしは、これまたありえないくらい大きな声で叫んでいた。
「ちょっと困ってて!!彼女…の、フリでいいんだ!お願いっ!!」
『え?!えっと…』
この人何言っちゃってんだろー??…なんてのんきに考えてる暇はないらしい。
どう返事すればいいんだろ…
「頼む!!1週間だけでいいんだっ!!」
『はぁ…』
「どう……かな?」
いや…どうかなと言われても…