親友の彼氏
―ガチャッ―


んーーーっ!!
良い天気だし良い風だぁ。
気持ちい~い!!


パカッ…
あたし達は弁当箱を開けた。


海 「玉子焼きうまそう…一口ちょうだい??」

真 「いいよーじゃあそっちの唐揚げちょうだい」

海 「ん…………」


海翔があーんと口を開けたまま目をつぶっている。
あたしが食べさせるの!!?

あたしはお箸で玉子焼きをつまみ、海翔の口の中へと入れた。


海 「うんめぇし!!真奈美ちゃんが作ったん??」

真 「お母さん…」

海 「そーなん?まじ美味いわ」


ごっつい笑顔で食べる海翔。
海翔って子供っぽくて可愛いとこあるんだなぁー…。

…と海翔を眺めてたら海翔がこっち向いた。
見とれてたんがバレたんかな?(汗)

海翔の手があたしの頬に触れる。
海翔の顔が近付いて来てるのがわかる…
どうしよっ…キスされちゃうかな??

ぎゅっと目をつぶると…


海 「ご飯粒付いてるよ」

真 「え?あっあぁありがとう」


海翔はニヤニヤしながら

海 「なに?キスでもされるかと思ってた?」


あたしの顔が一気に赤くなる///

真 「ばっばか!!そんなわけないじゃんっ」

海 「ふうーん?」


口笛でも吹いてるのかご機嫌な海翔。

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