王国ファンタジア【流浪の民】
◆いざドラゴンのもとへ
いよいよ、ドラゴンがねぐらとしている場所に向かう準備を始める一行。
「!」
ベリルと共に馬に荷物を積むセシエルは、周りを見て少し驚いた表情を浮かべた。
「ベリル」
「ん?」
「討伐って……俺たちだけじゃないんだな」
「! ああ」
ベリルは「言い忘れていた」という顔をする。
「実は──」
「ベリル様!」
次の言葉を言おうと口を開いた時、兵士の1人がベリルに話しかけてきた。
「歩兵と騎馬それに弓隊、合わせて200人ほどですが」
「200? あと100は欲しかったが……仕方がない。準備を進めてくれ」
「はい!」
兵士は威勢良く声を上げて離れていった。
「……」
セシエルは、それに目を丸くする。
「!」
ベリルと共に馬に荷物を積むセシエルは、周りを見て少し驚いた表情を浮かべた。
「ベリル」
「ん?」
「討伐って……俺たちだけじゃないんだな」
「! ああ」
ベリルは「言い忘れていた」という顔をする。
「実は──」
「ベリル様!」
次の言葉を言おうと口を開いた時、兵士の1人がベリルに話しかけてきた。
「歩兵と騎馬それに弓隊、合わせて200人ほどですが」
「200? あと100は欲しかったが……仕方がない。準備を進めてくれ」
「はい!」
兵士は威勢良く声を上げて離れていった。
「……」
セシエルは、それに目を丸くする。