王国ファンタジア【流浪の民】
「! うっ」
「しまった! 間に合わない!?」
セシエルに向かって吐き出された炎のブレスを、サレンスは追い切れなかった。
燃え上がりながら地面に落ちてくる。
「……すまない」
「心配ないよ」
ベリルは小さく笑った。
「あたた」
焦げた臭いの漂うワイバーンから、頭を抱えてセシエルがモゾモゾとはい出てくる。
「!」
驚くサレンスに、
「ドルメックから身代わりのアイテムをもらっていた。しかし次は無い」
セシエルは残っている1体のワイバーンにふらつく足で駆け寄り、再び飛び乗った。
「では、私はこのままヤツの炎を制御すればいいのだな?」
「頼む」
「とにかく、あいつを倒せばいいんでしょっ? どうすればいいの?」
マルタがニパッと笑って腕を振り回す。
「しまった! 間に合わない!?」
セシエルに向かって吐き出された炎のブレスを、サレンスは追い切れなかった。
燃え上がりながら地面に落ちてくる。
「……すまない」
「心配ないよ」
ベリルは小さく笑った。
「あたた」
焦げた臭いの漂うワイバーンから、頭を抱えてセシエルがモゾモゾとはい出てくる。
「!」
驚くサレンスに、
「ドルメックから身代わりのアイテムをもらっていた。しかし次は無い」
セシエルは残っている1体のワイバーンにふらつく足で駆け寄り、再び飛び乗った。
「では、私はこのままヤツの炎を制御すればいいのだな?」
「頼む」
「とにかく、あいつを倒せばいいんでしょっ? どうすればいいの?」
マルタがニパッと笑って腕を振り回す。