王国ファンタジア【流浪の民】
大どんでん返し
「ま、一番怒ってるのはあいつだろうけどな」
ドルメックの言葉にサレンスが、すいと横に移動する。
「!」
そこにいたのはセシエル。セシエルは両手を腰にあててベリルを睨みつけた。
「お前を連れて帰らないと、俺が長老さまに怒られるんだぞ!」
「……すまない」
「とりあえず、もう戻る必要無いからな」
ドルメックは言って、さらに付け加える。
「ホムンクルスは失敗してる。って記憶に塗り替えてやったよ」
ついでに俺が、宝玉の民だって事もね。
ドルメックはウインクしてみせた。
「よくもやったな」
ベリルは感心した。
「あんたのおかげさ。マジックアイテムが使えるようになったのは」
前のままの俺だったら、あそこで飛び出して斬りつけていたかもしれない。
冷静になる事も教わった。
「帰ろうベリル」
セシエルはいつもの笑顔をベリルに向けた。
ドルメックの言葉にサレンスが、すいと横に移動する。
「!」
そこにいたのはセシエル。セシエルは両手を腰にあててベリルを睨みつけた。
「お前を連れて帰らないと、俺が長老さまに怒られるんだぞ!」
「……すまない」
「とりあえず、もう戻る必要無いからな」
ドルメックは言って、さらに付け加える。
「ホムンクルスは失敗してる。って記憶に塗り替えてやったよ」
ついでに俺が、宝玉の民だって事もね。
ドルメックはウインクしてみせた。
「よくもやったな」
ベリルは感心した。
「あんたのおかげさ。マジックアイテムが使えるようになったのは」
前のままの俺だったら、あそこで飛び出して斬りつけていたかもしれない。
冷静になる事も教わった。
「帰ろうベリル」
セシエルはいつもの笑顔をベリルに向けた。