王国ファンタジア【流浪の民】
ベッドにセシエルと2人で壁に寄りかかっているドルメックは、その光景を静かに眺める。
「いつ出るのだね?」
「昼過ぎ」
レインはクッキーを一口味わうと、無言でほおばった。
むせてホットチョコミントの入ったカップに口をつける。
「!」
飲んだ事の無い味に驚いたが、すぐにまた口に運んだ。
「まだある。遠慮するな」
食べているレインを、ベリルはしばらく眺める。
ひとしきり満足したレインは、そんなベリルに鋭い目を向けた。
「僕に何かさせたいのか?」
その言葉に、ベリルはキョトンとして小さく吹き出した。
「ドルメックみたいな事を言う」
「えっ!?」
突然、名指しされ焦るドルメック。
「何かの代償が無いと気が済まない」
「うっ」
痛い処をつく……
「いつ出るのだね?」
「昼過ぎ」
レインはクッキーを一口味わうと、無言でほおばった。
むせてホットチョコミントの入ったカップに口をつける。
「!」
飲んだ事の無い味に驚いたが、すぐにまた口に運んだ。
「まだある。遠慮するな」
食べているレインを、ベリルはしばらく眺める。
ひとしきり満足したレインは、そんなベリルに鋭い目を向けた。
「僕に何かさせたいのか?」
その言葉に、ベリルはキョトンとして小さく吹き出した。
「ドルメックみたいな事を言う」
「えっ!?」
突然、名指しされ焦るドルメック。
「何かの代償が無いと気が済まない」
「うっ」
痛い処をつく……