王国ファンタジア【流浪の民】
「核石を使う気は無いのだろう?」
「当り前だ。仲間の命を使う訳無い」
「では、補助にだけはなってもらえ」
「何?」
ベリルはドルメックの右目を示し、
「目は弱い。自分の核石を使うなら、目を守ってもらうといい。それならば負担はかからない」
「大きなお世話だ」
「私怨は何も生み出さないよ」
言ったベリルにカチンときた。
“ガキン!”
「!」
素早く抜いたナイフは、ベリルの短剣にぶつかっていた。
俺の動きについてきたのか!?
刃の向こうから覗く瞳にゾクリとする。
「憎しみは暗闇に囚われるだけだ。そんなものでドラゴンなど倒せはしない」
「うるさい! きさまに俺の何が解るっていうんだっ」
交える刃を大きく振り払った。怒りに息があがる。
「当り前だ。仲間の命を使う訳無い」
「では、補助にだけはなってもらえ」
「何?」
ベリルはドルメックの右目を示し、
「目は弱い。自分の核石を使うなら、目を守ってもらうといい。それならば負担はかからない」
「大きなお世話だ」
「私怨は何も生み出さないよ」
言ったベリルにカチンときた。
“ガキン!”
「!」
素早く抜いたナイフは、ベリルの短剣にぶつかっていた。
俺の動きについてきたのか!?
刃の向こうから覗く瞳にゾクリとする。
「憎しみは暗闇に囚われるだけだ。そんなものでドラゴンなど倒せはしない」
「うるさい! きさまに俺の何が解るっていうんだっ」
交える刃を大きく振り払った。怒りに息があがる。