ファーストキスは蜜の味。-ver.Ⅱ-

「手つないでイイ?」

あたしは恭兄側の手を差し出すと、一瞬眉が動いた。



「……運転中」

「うん、知ってる」



「事故っても知らねぇぞ」

「うん、恭兄が一緒ならイイよ」








「バァーカ」



そういいながら、恭兄はあたしの手を優しく握ってくれた。


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