ファーストキスは蜜の味。-ver.Ⅱ-
「どこいこっか」
「ガッツリ食おう!!
食い放題とかどうだよ?」
「イイねぇ。
ウタもいくだろ?」
「あっ…」
あたしはうなずこうとした。
――…だけど
「――っ!!?」
突然強くつかまれた頭。
固定された頭は、うなずくことを許さない。
そのさきには、不敵の笑みを浮かべた現代版忍者が……
「今日よそみしてたバツです。後片づけ手伝ってもらいますよ」
……ひゅるるるるぅぅぅーーーーっ。
みんなはしかたなさそうに、そっか、なんていいながら教師室をあとにしていった。
ヤな予感……