ファーストキスは蜜の味。-ver.Ⅱ-

「……」

なにも口にしようとしない恭兄。



部屋が真っ暗なせいか、恐怖が余計募るばかりだ。



怖い。




「いま、誰と話してた」



お怒りモードの恭兄は、イライラした様子であたしに近づく。


怖くて逃げたくなって、後退したんだけどすでに窓ぎわ。

逃げ道がない。



さて、どうしよう!?


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