ファーストキスは蜜の味。-ver.Ⅱ-

「きょ、んン……にぃ…っ」


力の入らないあたしは、自然と恭兄にすがりついていた。


背中にまわし、支えてくれる腕は、男の人なんだなって実感させるくらい力強い。





この甘さを、信じてもイイ?

あたしは恭兄を信じてイイよね?



嫉妬してくれる、恭兄を……




あのあと、あたしたちは何度も唇を重ねた。



まるでお互いの不安をとり除くように



強く


甘く




何度も――…


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