ファーストキスは蜜の味。-ver.Ⅱ-

二人分の食器なんて、こうすればすぐ終わるもんね。


雑な作業に、恭兄はため息ついた。

それでも許してくれたみたいで、水で洗い流した。



ツルツルになったお皿が、キレイに並べられていた。




さて、っていいながら、恭兄はあたしの肩をつかんだ。




「いくぞ」

「いや、どこへ!?」






「イイところ」


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