MEMORY


「毎日、会ってる」

『えっ…』

「この後、いつも真里に会ってるから。もう真里が嫉妬して広瀬を殴るなんてねぇから」


そう言う事か…。

いつもこの後、真里さんに会ってたんだ…

当たり前だよね?
彼女なんだもん…

勝手に浮かれちゃってた…

真里さんは黒澤君が好きで、黒澤君も真里さんが好き…。

だったら、あたし諦めるしかないじゃん。

もう、とっくに前から分かってた事なのに…

あたし、どこまでバカなんだろ…



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