MEMORY


「じゃあ出るか。割り勘な?」
『え…奢りなし?』

「付き合ってねー女に奢る程、できてないで俺。」

『ケチじゃん!』

「まぁ今日は友達として奢ってやるよ」





あたしたちはファミレスを出て、適当に街を歩いた。

「最後に今日だけデートしてくれよ」そう言う大地に頷いた。

明日からは、ちゃんと友達に戻れるから。



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