MEMORY


そのやり取りを見た真里さんは不機嫌そうで…

「はやく行こ。響」

真里は強く黒澤君の腕を引っ張った。

「じゃあな、広瀬」

『うん。ばいばい』


黒澤君たちが居なくなって、大地が口を開いた。



「あいつか…」

『えっ』

「杏の好きな奴?」

『…』

「見てれば分かるし…」



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