MEMORY


『…』

何で…
分かるんだろ…


「まだ好きだからな、杏の事。だから分かんだよ、痛いくらいに…」

『ごめん…』


それしか言えなかった。


「俺も早く過去にしなきゃな。そしたらまた会おうぜ。」

あたしは静かに頷いた。


最後に大地は「応援してる」そう言ってくれた…。

ありがとう、大地。



< 194 / 232 >

この作品をシェア

pagetop