MEMORY


「聴きてぇー!!」

『嫌っ』


弾ける訳ないでしょ…
黒澤君の前で…

黒澤君はプロみたいに上手いのに、あたしなんかが弾ける訳ない…。

でも亮のピアノも聴いてみたいな。


「聴きてぇよな、響?」

亮が黒澤君に話をふった。



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