MEMORY


嘘…

嘘でしょ…。



『真里さんは…』

「だから別れたって…」

『嘘だ…だって亮…』

あたしは慌てて口を閉じた。

黒澤君の顔つきが変わったのがわかった。


「どこまで知ってる?」

『何も知らない』

「嘘つけ!!」



< 222 / 232 >

この作品をシェア

pagetop