MEMORY


『ありがとう。でも何で…?』

「別に…たまたま音楽室に用あっただけ」

『1人で?』

「いや彼女と」

『そっか』

「何だよ」

『別に…でも良かった指輪』

「大事なんだろ?外すなよ」

『うん…』


音楽室に彼女と…
何だろ…このモヤモヤ。

別に黒澤君に彼女が居る事なんて知ってるのに…



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