MEMORY


『ピアノ…もしかして…』

「…」

『ねぇ、弾いてたのって…』

「誰にも言うなよ」

『えっ』


あたしに背を向けて音楽室に入っていった黒澤君。

嘘でしょ…

だから、あたしの指輪も…?


放課後聴いてたピアノは黒澤君が…?





あたしは急いで音楽室に入った。



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