MEMORY


ガタン――

「響、どこ行くの?」

「別に」

急に席を立った黒澤君…
飛鳥の問い掛けに、曖昧に答え何処かへ行ってしまった。


あたしは黒澤君の背中を見つめていた…。


キーンコーン―――

調度チャイムが鳴って1時間目が始まった。

でも黒澤君は戻って来なかった…。



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