MEMORY


あれから戻って来た黒澤君…

でも話なんてしてないし、目も合わなかった…。


はぁ…



「じゃあ気をつけて帰れよ?また明日~」


先生の一言で一斉にみんなが立ち上がった。

隣の黒澤君も教室をスタスタ出て行った…


「杏、ばいばい!」

『飛鳥…』

「何~っ?」

帰ろうとした飛鳥をあたしは引き止めた。



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