MEMORY


「拓海!?」

『たっくん…』

あたしと飛鳥の声が被った。



たっくんは、あたしたちに近付きながら言った。

「あ、居た居た!良かった。帰り道知らないからさ」


そっか…帰り道…


でも、音楽室。


『あたし…』



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