MEMORY


「あたしは応援するよ?杏の恋っ!音楽室行くんでしょ?しっかり話して来な!!」

『飛鳥…』


飛鳥はピースサインをして教室から出て行った。


『ありがとう』

聞こえる訳ないのに、誰も居ない教室で呟いた。



もしかしたら音楽室に居ないかもしれない…

昨日の事があるし…



それでも、あたしは音楽室へ向かった。



< 91 / 232 >

この作品をシェア

pagetop