蒼天ﾉ神

壱-壱

〜颯斗Side〜


朝起きてから準備をしていつものように学校へ向かっていた｡
何か夢を見た気がするけど思い出せそうで思い出せない｡
もどかしい気持ちで通学路を歩いていると
ドッと背中に何かが当たった｡


颯斗｢いってぇな!!どーせこんな事すんのは涼太だろ!!!｣


後ろを見れば案の定涼太が得意げな顔をしながら立っている｡

いつもいつもコイツは……


投げてきたのであろう鞄を拾いあげて涼太の顔面めがけて本気で投げた｡
これでも中学の時はﾋﾟｯﾁｬｰをやっていたので､そう簡単に避けれるスピードではなく

見事顔面にｸﾘｰﾝﾋｯﾄして鞄は再び地に落ちる

顔面に鞄が当たった涼太はその場に座りこみ手で鼻辺りを覆いながら､痛えぇぇ!と叫んでいた｡



ふん､ざまーみろ！

心の中で悪態をついてそのまま何事も無かったように学校へと向かった｡




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