蒼天ノ神

壱-弐

「……ちゃ…」

ん、

「……にぃ………!」


何か……


「兄ちゃん!!!」


うっすら目を開けるとそこには五歳位の子供がいた。


颯斗「ん?どうかしたか?」

次の瞬間


「何が『どうかしたか?』だ!その線は普通の人間は越えちゃいけねぇんだ!」

怒鳴って叱られた。
年下のガキに……


不満に思いつつ下を見ると確かに白い線が引いてある。


颯斗「この線何で越えちゃいけないわけ?訳がわかんねー。説明してくんねぇか?」


「……いいけど、詳しいことは母ちゃんから聞いてよ。俺ん家連れてってやるからさ」


そう言って俺の腕を引っ張ってった。


向かう道の途中で あそこの白線は越えてはいけないのは、この村の暗黙の了解だとしか聞いてないとか、コイツの名前は奏景-ソウケイ-だとか色々と話しているうちに奏景の家に着いた。






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