あなたが好きなはずなのに
私は隆志が何処まで知っているのかが気になった。


でも、リョウに聞いたのならば・・・ただ私は昨日の晩泣いて、少しだけリョウに慰められ、たまたま朝リョウに出逢った。


きっとこんな感じなのだろう。



「そういえば、そんなにめかし込んでどうしたんだ?」


「えっ?」


どうしよう。


さっきまで、リョウと公園へ行っていたんだけど・・・。



「ん?いつもの休日はこんなだよ?」


本当はいつもよりお洒落をしている。


「そっか。昨日は本当にごめんな・・・。」


隆志は私の曖昧な言葉にも深くは突っ込まない。


しかし、その代わり何も言わず私を抱きしめてきた。



そして今度は私の方から口を開く・・・。


「ねぇ、隆志?昨日は、どうしたの?」


私は隆志の耳元で囁く。


聞くのは怖いけれど、すごく気になる。


隆志?何で朝帰り・・・なの?



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