あなたが好きなはずなのに
「暴力反対!」


「そうだそうだ!」



そして、私を奥の席へ座らせると、リョウが私の隣の席に座ろうとする。



「お前はこっち!」


「はいはい。」



首根っこをつかまれリョウは向かい合わせの席に座らせられた。



「兄さんって思った通りの行動してくれるから楽しいよなぁ。」


リョウは隆志をからかって遊んでいる?



「リョウ?そんなに隆志をいじめないでよぉ。」


私は隆志の腕をつかんで私の横に座らせた。



「何にする?」


私はメニューを広げると、2人に見えるように広げてみた。



「花音はもう決まっているんだもんね。」


リョウは私を見て笑い出す。



「何よ。悪い?私はここの鶏肉の竜田揚げが好きなの!」


「よく、飽きないよな。」


「いいじゃん、好きなんだもん。」



私はほほを膨らます。



「そんな事言ってないで、早く涼太も決めろよ。花音は本当にいいのか?それで。」


「うん。」



そして、私たちはベルを鳴らし注文をした。



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