あなたが好きなはずなのに
そして、私達は食事をする為にお店へ。


「ここでいい?」


「うん、結構夜景とか見えて綺麗なお店だね。」


そう言いながらお店へ入る。



このお店は人気なのか、もうお店は沢山の人。


「すみません、窓際の席がいっぱいになっておりまして、こちらの席でよろしいですか?」


店員さんが丁寧に応対してくれる。



「しょうがないよね、もうこんな時間だし。」


時間を見るともう8時前だった。


私達は言われるがまま真ん中の方の席へ誘導される。



「今度はもっと早く来るべきだね。」


「そうだね。」


と、その時・・・。


「えっ・・・?」


あのグレーのスーツ姿。


そして、横顔・・・。


私が間違えるはずが無い。



「隆志・・・?」



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