あなたが好きなはずなのに
「大丈夫だよ?だって、さっきたまたま逢って食事をしていただけかも知れないでしょ?」


あんなデートスポットでそんな事あるわけないかな・・・。


それも、窓際の席・・・。


きっと予約したのかな。



「兄さんが、あんなにいい加減だとは思わなかった!」


「何か理由があるんだよ。」


私は一生懸命隆志のフォローをする。



ここで、隆志を信じなければ私はリョウに甘えてしまう。


隆志は私が一番だと言ってくれた。


私だけだって言ってくれた。



「リョウ・・・放して?」


「いやだ。」


「リョウ?お願いだから・・・。」


するとリョウは私をそっと放してくれた。



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