あなたが好きなはずなのに
まさかの修羅場?
翌日、私は眠い目をこすりながら普通に会社に行った。


会社に行くと、もうすでに隆志は座って仕事をしていた。



「おはようございます。」


「あぁ、おはよう。」


一瞬だけ顔をあげると、挨拶だけですぐに仕事にとりかかってしまう隆志。


隆志は昨日なんであんな所にいたの?


聞きたい・・・けれど、今の隆志には聞けない。



「あの、すみません。」


隆志はもう一度顔をあげる。


「ん?何?」


「今日・・・お時間ありませんか・・・?」


精一杯の今の私に出来る事。



「あぁ、ごめん。ちょっと今日忙しくて遅くなりそうなんだ。」


隆志は、そういうと申し訳なさそうに私を見る。


「何か用事があった?」


「いえ・・・。」


忙しいのなら、昨日仕事したらよかったじゃない!



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