あなたが好きなはずなのに
なんだか昔のようで居心地がいいなぁ。


すると、私が喜んでいる横で、隆志は私に耳打ちをしてきた。



「今夜は覚えておけよ。」



えっ・・・。


私、余計な事したかも。


けれど、隆志の“いただきます”が可愛くて、結構私は満足していた。


それに今夜の事をを思うと、ちょっと顔が緩んじゃう。


花音のエッチ!なんて自分で自分を突っ込んでみたりして。うふふ♪



「花音どうしたの?」


「うううん?何もないっ!」



慌ててその言葉に否定する。


夜のこと考えましたなんて、口が裂けても言えないっ!


2人を見ると、すでにご飯を食べ始めたていた。


私も大好きな鳥の竜田揚げを頬張る。



「うーん、おいしいっ!」


「ファミレスでこんなに喜んでもらえると安上がりだな。」



隆志は私を見て微笑む。



「花音、1個もらうよ?」



リョウは私の鳥を1つすっと取り、パクッと食べた。



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