あなたが好きなはずなのに
そして、数時間後・・・。



「んっ・・・?」



私は知らない間に寝てしまっていた。


最中に寝てしまうなんて、私っていったい。


横を見ると、そこには枕に肘を付いて私を見つめる隆志の姿・・・。



「隆志・・・?」


「ん?」


「ずっと起きていたの?」


「あぁ。」


「ごめん・・・。」


「何が?」


「寝ちゃった・・・。」


「そりゃあ、久しぶりだからな。」



隆志は私の前髪を触り、おでこにそっとキスをする。



「やっぱり、触れるって必要だな。」


隆志の優しい目が私を見る。



「うん・・・。」


「誰のものにもなるなよ?」


「ん?」




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