あなたが好きなはずなのに
隆志はテーブルにおかれた髪留めを見る。


隆志はまだ私とリョウとの事を気にしているの?



「大丈夫だよ。」


「そうか?」


「うん・・・。」


「じゃあ、もう一度?」



えっ?もう一度って?



「もう!隆志ったら!明日仕事だよ?」


「花音は遅れてくればいい。」


「もう!そんな事言っていいの?!」



隆志は布団にもぐり私の胸に顔を押し当ててくる。



「俺が言うんだから大丈夫だ。」


「もう!」



でも、まぁいいか。


私も沢山隆志をいじめちゃお。



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