あなたが好きなはずなのに
「もう、バーベキュー始まるって。みんな外に待っているよ?」


「そか、みんな外か。」


「うん。」


「花音、ちょっと横に座って?」


「ん?」


私は言われた通りに隆志の横にちょこんと座る。


「今日はきっと出来ないだろうから・・・。」



えっ・・・。


隆志は私にキスをしてきた。


ちょっとだけならいいよね。


私は、隆志のキスを受け入れる。



「じゃあ、隆志行こう?」



「あぁ。バーベキューより花音を食べたいけどな。」


「バカ。」



そう言って隆志はもう一度「チュッ」と軽いキスをした。


階段を下りると、もう野菜や肉を焼いているのが見えた。


なんだか家族で集まるのっていいな。



「隆志、沢山食べようね!」


「花音は食べ過ぎるなよ。」


「もう!」



そして、楽しいバーベキューの始まり。



「花音ちゃんも、隆志も早く来なさい!」


「は~いっ!」



そして、私たちは、沢山食べて沢山飲んだのだった。



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