あなたが好きなはずなのに
もどかしい心
そして、次の日。


私はみんなと朝食をとっていた。


私の両親は昨日のうちに帰ったから、他人と呼ばれるのは私だけ。



「すみません、私も昨日帰ればよかったかな。」



私は香おばちゃんの顔を見て、頭を下げる。


「いいのよ、私が泊まって!って、お願いしたんだから。それに、昨日良いもの見せてもらったし?ふふふ♪」



えっ・・・、昨日の事って・・・まさか・・・?



「きっ・・・昨日の事は忘れて下さいっ!」


「何の事だ?」



隆志は私の顔を睨むように見る。


きっと自分だけが知らないのが嫌なんだろう。



「隆志!何も無いって!」



私は、急いで否定するが、隆志は怪しいと睨んだまま。


リョウは何も反応せずパンを頬張っているし・・・。


どうしよう?



「ほらっ、えっと・・・私のエプロン姿よ!ずっと香おばちゃん見たいって言っていたの!」


「ふーん。」



とりあえずは納得してくれたものの・・・。


なんとなく腑に落ちない感じ?




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