あなたが好きなはずなのに
「何処だっけ・・・。」


「もう!期待したのに!」


「涼太に聞いたら分かるかも。」



えっ・・・?


どうしよう。リョウの部屋へ行けって事だよね。


でも、ここで“じゃあいい”って言うのも変だし。



「じゃあ、リョウに聞いてくる。」


「あぁ。」



私は隆志の部屋を出る。


そして、コンコン♪隆志の向かいの部屋のドアをノックする。



「どうぞ?」


「おじゃまします。」



そこには荷物を整理しているリョウの姿があった。



「花音どうした?」


「えっと・・・昔のアルバムみたいなって。」


「あぁ。それならこっちにあるよ。」



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