あなたが好きなはずなのに
隆志はこういう事には結構感がいいのだ。


きっと、私たちの様子がおかしいというのに気づいたのだろう。


そして首にチクリと後を残すと、唇にもキスをした。


もちろん大人のキス。


何度も何度も確かめるようにキスをする。


リョウはそれを分かっているのか、この部屋には入ってこない。



「さて、昼飯でも食いに行くか。」


「うん・・・。」



隆志は先に立ち上がり、私に手を差し伸べる。



「アルバム・・・もっと見たかったな。」


「また、一緒に来よう。」


「うん。」



そして、隆志はリョウの部屋へと行く。



「飯食いに行くぞ!」


「あぁ。」



そして、私たちは部屋を出た。




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