あなたが好きなはずなのに
そんな睨まないでよぉ・・・。


そして、そのイケメン店員さんが私たちをテーブルへと導く。



「どうぞ。」


「はっ、はい!」



店員さんはニコッと微笑み、私が座る椅子を引いてくれた。


私も思わずその店員さんにつられてニコッと微笑む・・・。


やっぱりカッコいい・・・って、あっ・・・。


私は前を見る。


すると、ものすごーく不機嫌さんが一人。


やばっ!



「すっ、素敵な場所だね。」



私は急いでフォローする。


でも・・・あぁ、遅かった。


隆志はまだ私を睨んでいるし。



「あっ、キャンドル綺麗・・・だね。」



私達が座っている丸いテーブルには、キャンドルがユラユラと揺れている。



「あぁ。」



まだ不機嫌さん治ってくれない?



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