あなたが好きなはずなのに
隆志と私はいつも会社でこんな感じだ。


いや、毎日キスしているわけではないよ?!


隆志はいつも上から目線。


そして、自分の意見には自信満々。


けれど、そんな隆志を私は尊敬し信用している。



「山下さん、ここは・・・?」


「あぁ、ここはこうして?」


「はい。」



こうして、定時を回ったが、続けて仕事をする私たち。



「もう少しだから、頑張るぞ。」


「はい。」


「後で、夕飯ご馳走する。」



さらっと言う隆志に、私は小さく頷いた。


本当は私の心の中では大喜びだったんだけどね。


私たちはそれから数時間、仕事を頑張った。


そして、私は出来た書類を隆志に見せる。



「よし!」


「他は大丈夫ですか?」


「あぁ、もうすぐ終わるから、先に着替えていいよ。」


「はい。」



私は軽く頷く。


そして、隆志が書類をまとめている間に私は更衣室へ向かった。



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