あなたが好きなはずなのに
私は隆志の言葉に頷く。


「うん・・・。」


「今日は素直だな。」


「いつもだよ?」


「じゃあ、早く食べ終えて帰ろう。」


隆志は優しく微笑む。



そして、私達は急いで帰った。


私の不安を取り除いて貰うため・・・。


隆志と、お互いを感じるため・・・。


そのはずだったのに・・・。



カンカンカン。


私達はアパートの階段を上る。



するとそこには・・・


隆志の部屋の前でうずくまって待っている・・・


都子さんの姿があったのだった・・・。




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