あなたが好きなはずなのに
「でも、行くって言っても何処に?」


「そうだなぁ・・・。前にデートした公園はどう?俺、すぐに着替えてくるから、花音も準備しておいて?とっておきの可愛い格好でね!」


「えっ、でも・・・。」


「“でも”じゃない!ほら早く!俺の気分転換に付き合ってよ!」


リョウは無邪気な笑顔で私を誘う。



「もぉ・・・しょうがないなぁ。」


さっきまで悩んでいた事はなんだったのか。



でも、まぁいいか。


いつも通りのリョウに戻ったし?



「じゃあ、俺着替えてくるから!」


「うん・・・。あっ、リョウ?シャワー浴びていい?私がリョウを迎えにいくから。」


「OK!」


何だかんだ言って、結局私はリョウに押し切られてしまった。


そして、リョウは自分の部屋へと戻っていく。



「さて、シャワーを早く浴びなくちゃ。」


私は急いで浴室へ・・・。




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