あなたが好きなはずなのに
私は急いで着替えて更衣室を出る。


しかし、隆志はまだ机に向かったままだった。


良かった。


遅いって怒鳴られるかと思ったわ。



「山下さん、仕事どうですか?」


「もう少し。ちょっと待って?夕飯の場所考えといて?」


「駅前のファミレスでいい?」


「木下さんがいいならいいけれど。」


「うん。」



私は机の整理をする真似をしながら、小声で話す。


そして、私はしばらく更衣室で待った。


そして、リョウには『もう少ししたら、駅前のファミレスに向かう』とメールをしておいた。




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