あなたが好きなはずなのに
「リョウ待って!」


「早く!花音!」


そして、リョウは丸太で出来た階段を上る。



「花音早く!」


「だって、私スカートだよ!」


「誰もいないから大丈夫!」



そうかな。


もう、いいや!


私は意を決して丸太の階段を上る。


「花音こっち!」


「待ってよ!」



私は鎖と丸太で出来た小さな橋を渡りだす。


「何だか子供に戻った気分!」


楽しいかも!



「花音!こっち向いて!」


私の顔から自然に笑顔がこぼれだす。


丸太に隠れたり、高いところに上ったり。



「花音パンツ見えるぞ!」


「もう、いいもん!どうせリョウだけだし!」



< 95 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop