君に届きますように【詩集】
僕と少年
「僕」と「君」は
何となく似ていた
「君」はいつも
一人で遊んでいる
「僕」も
いつも親の都合で
いろんな所を引越し
一人だ
友達も出来ては
すぐに別れた
だから
輪にも入らず
輪にも入れず
親も
そばにいない
他の子の親も
あんまり気にしない
似ているんだと思って
話しかけると
「君」は
思ったより明るく
イライラした